福島原発事故の後、そこに暮らした人の話。
そこに描かれるのは、決して報道されることのない世界で、あったかもしれない事とそれを巡る物語なのだけど、それを映画にして劇場で上映できるというのは、日本は世界でも自由な言論が生き残っているのだなと感じました。
一方で、このような創作が生まれる下地として、事故で起こったことについて、戻ってこない人や生活について誰も責任を取っていないと感じる人がいる現実があるのでしょう。
責任を取ることが出来ない。そういう事はあると思います。
しかし被害を受けた人は、それでは納得できないという事も理解出来ます。
憎しみの連鎖を予感させて物語は終わりますが、今の社会は原発事故に限らず責任とれないことを「責任を取る」と言って進めていますが、そのような社会が正常なのか考えさせられます。
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