応仁の乱以前の大規模な土一揆を基に、実在した一揆の首謀者と洛中の治安維持を任されたならず者集団の首魁の生きざまを描いた作品。
民が税に苦しみ生活が困窮している点では今の社会状況と似ているでしょうか。
創作した若者の兵法者としての成長をサイドストーリーに、記録に少し名前が出て来るだけで出自も何もわからない人物を描くのは、最期がわかっている点は迷いが少ないのかもしれませんが、物語を史実に現れないものを創作してどのように動かすか。そこは見事に物語になっていました。
今の時代を変えることに命を賭して立ち向かえるか。評判を気にせずに戦えるか。
そう問われています。
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