「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した著者の受賞第一作。
人の疎外感のお話。
子供の頃、自分は他の人と違う特殊な人間と考えるのはある話かな。
母親のストレスのはけ口と父親の無関心の中、それを拗らした主人公が自分は魔法少女と言い聞かせてやり過ごして色々な出来事の末に大人になったその先までの物語です。
どうしてそうなる…
とてもあり得ない結末のようですが、考えてみれば戦争、特に一方的な虐殺・民族浄化と言われる行為は似たようなもの。それを行うのは自分と違う生き物だと認識しているからなんでしょうか。同じ人であるはずなのに。
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