前回このカードを観たのは、ナクスタでの皇后杯の決勝戦だったから随分前…調べたら2013年のこと。なでしこリーグで、2部制になる前。女子サッカーが盛り上がってきたころでした。そのゲームの観客、1万人くらいは入っていたんじゃないかな。
女子ワールドカップで優勝して注目されているうちに盛り上げないとという言葉が聞かれていて、その後なでしこに2部が出来、ついにはその上にプロ化したWEリーグが出来て、今シーズンが1年目。
WEリーグは秋春制で、既に後半戦に突入しているわけですが、チームが仕上がっているのかと言われると…何試合か観ましたが、女子サッカーのクラブ数は増えたけれど、サッカーの質という面ではどうだろうかと感じる1年だった気がします。このゲーム、観客800人台も当然でしょう。
集客の面では、選手への質問を貼り出したり、スタンドへの入口に選手の足形を貼ったり、アイディアを出してはいるのですが…
チーム数を増やしたら選手が分散する分チームの質を維持するのは大変でしょうし、何より経験のある指導者が足らないんだろうな。
さて、ゲームはINAC神戸が成宮選手の鮮やかなミドルシュートが決まって0-1とホームの新潟Lを下したわけですが、スタッツを調べると
ボール支配率 新潟34%-神戸66%
シュート数 新潟10-神戸24
コーナーキック新潟 0-神戸 9
ファール数 新潟 4-神戸 7
オフサイド 新潟 0-神戸 3
新潟のボール支配率が低いのは、リトリート戦術を取っていて、ボールを奪われたら自陣へ全力で戻って守るという戦術を取っていたからで、観ている分には数字ほどの差は無かったと思います。
客観的に面白いかと言われれば、両チームともミスは少なくなかったしプレーのスケールやスピード感は物足りないもの。
同じリトリートをするにも、途中でボールをひっかけてやれってプレーがあると試合の印象は随分変わりますが、とにかく戻れって感じだったのはチーム戦術なのでしょうか。
新潟は両サイドハーフの突破が楽しいのは男女の共通点ですが、チームスタイルは別で、懲りずにつなぐ男子とすぐに蹴る女子。以前は逆だった気もするのですが…
確かにボールを受けて上手く次のプレーがイメージできてないケースもありましたが、今のアルビLなら上尾野辺選手中心につなぐサッカーを観てみたいし、挑戦すべき。次のプレーを予測してポジションを判断し、パスコースを増やせば、自然にミスも減るはず。
失敗を恐れて簡単に蹴っていたら、サッカーの質は上がらないし、出来るものも出来ないと思います。
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