岩塚製菓と言えば、新潟ではおなじみの大手米菓会社の一つ。店頭でも国産米100%というパッケージ表記は目立ちます。そのものづくりと社会や人との関わり方を会社の沿革を紹介した一冊。
台湾の菓子メーカーへの技術協力の在り方などは、市場の性格は違うとはいえ日本の半導体や電機メーカーも優位性があった段階で同じようにできていればと考えさせられます。
このような企業が増えれば日本全体が豊かさを取り戻すことが出来るのではないかな。
ただ、そこには創業者だからこそのリーダーシップがあるわけですが。
自分の任期中の短期的な利益重視、株主の利益重視の経営をせざるを得ないサラリーマン経営者では難しい、今の資本主義の欠点と言えると思います。
内容とは関りがありませんが、この本、ちゃんとした編集者が関わっていれば…と感じました。
文章や表現、内容の整理など残念に感じる部分があります。
著者の書いたものを整理するのは編集者の役割だと思いますし、それが果たされていなければ、興味のない人は興味をそがれるかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿