2016年10月4日火曜日

【学校蔵の特別授業 佐渡から考える島国ニッポンの未来】尾畑留美子 日経BP社 発行 2015年11月24日 第1版第1刷

佐渡に学校蔵というのがあるというのは、酒の陣に行ってブースで見て知っていましたが、先日たまたま新潟駅前の居酒屋のカウンターで、周りに鬱陶しがられていたおじさんと話をしていてその話になって、ああ…と思いだした感じ。

学校蔵というのは、真野鶴の蔵元が地元の廃校になった小学校で作った蔵で、「酒造り」「学び」「交流」「環境」を4本柱とした『学校蔵プロジェクト』の拠点です。
http://www.obata-shuzo.com/home/gakkogura0.asp

この本は、その経緯とそこで行われた特別授業を講師の先生と著者で真野鶴の五代目蔵元の対談形式でのまとめ、それから著者のレポートがついています。
一限目から、今の佐渡に30年後東京が追いつく(日本総研主席研究員 藻谷浩介)って発想のインパクトは強い。人口減少や高齢化問題ですが…

真野鶴と言えば、今や海外にも輸出され高い評価を得ている日本酒ですが、その蔵元のスタンスがわかるという意味で、とても興味深い本です。少々きれい事(マーケティングがうまいっていうのは、カウンターで飲んでたおじさんも言ってたけど)かもねとは思いますけど、定着したら面白いって思えます。

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