2016年9月25日時点でアルビレックスは降格圏まで勝ち点差1、しかも対戦相手はすべて上位陣という危機に陥っていて、黙っていてもいろいろな声が聞こえてきます。
一番多いのは、普段興味が無くて、負けるとフンって鼻で笑う人たち。その次は監督が~、フロントが~って言う批判をする人たち。
負けるとフンって人たちは、多少は興味があっておそらく4万人とか動員していた時代にはもっと興味を持っていたんだろうなという気がします。J1に昇格を決めた時に、ずっと冷めた目で見ていた友人がJ1に上がって勝てなくなったら誰も観に行かなくなるだろうから地獄だねと言っていた。ぼくらの高校生時代の新潟はサッカー不毛の地と言われていて総体や選手権は1回戦負けが基本。そこへ新潟県最初のプロクラブが出来て、下位カテゴリーとは言え優勝争いをし、その盛り上がりが全国ニュースに取り上げられるようになったわけだから興味を持たなかったわけがありません。
一方、特別なことは何もせず、カテゴリーが上がって勝てなくなればしぼむし、同じカテゴリーにいて勝ち続けても飽きられるという状況は見えていたと思います。J1へ昇格してもはじめ観客動員がどうにかなっていてのはJ2を戦ってきた反町監督への親近感だったんだろうな…
他人を応援するときは勝ち馬に乗るか判官びいきかに大別できるんだろうと思うけど、今のアルビレックスは判官びいきが通用するレベルではなくなっているから勝てなければこういう層が離れていくのは必然。一方、勝てるようになればいつの間にか一定程度は戻ってくる層だと思います。新潟の場合、クラブを強くするには新規の取り込みとともに失った層を取り戻せば大きなクラブになれる可能性があるんだということを忘れないようにしないと。過去に実績があるんですから。
次に、監督やフロントを批判する人たちについて。
ひとつ言いたいのは、じゃああなたたちは具体的に何ができるのかという事。やっている人間、渦中にいてもがいてる人間に石を投げるというのは簡単なこと。良くしようという気持ちがあれば言いっぱなしでいることはできないと思う。それでも言いっぱなしの人はクラブの心配をしてるのではなく、そのクラブを応援しているという自分のプライドが傷つけられたのを怒っているだけですよね。
今期のコーチ陣は昨シーズン終了からそれほど時間をおかずに発表されたけど、個人的には、これだけ経験のない人たちにチームを託すのかと不安に思いました。補強も磐田に移籍したレギュラーCBでキャプテンのポジションはレンタル組を戻した程度でチームの底上げを期待する内容。ケガで不安視されていた松原と競っていた川口は清水へレンタルと、人件費が相当きついことになっているんだなと想像もできて、今シーズンは厳しいぞと覚悟できたはずです。
蓋を開けてみれば、さらにケガ人は増え、早川選手の事もあり、コーチ陣も経験不足を露呈と、すべてが悪い方向へ転がったシーズンを送ってきました。
でも、選手は負けるために契約したわけではないし、コーチ陣も才能を発揮してくれることを期待して契約したのは間違いありません。
誇りを持って応援するなら批判以前に出来ることは何か。
金が無いからというなら来シーズン、スポンサーを引っ張ってこれるのか。後援会経由で財政支援が出来るのか。それとも今、スタジアムで応援できるのか。
批判したって、チームは勝てないよ。
そのことははっきりわかっておく必要があります。
0 件のコメント:
コメントを投稿