2012年2月12日日曜日

【葉桜の季節に君を想うということ】 歌野晶午 著 文藝春秋刊 2003年3月

この人の作品、10年くらい前に読んで、ちょっと合わないなって思って敬遠していた。
この作品については、このミスで1位を獲ったり、日本推理作家協会賞なんかを獲ってるからねってのがあって、読んでみた。
読んで思い出したんだけど、自分は新本格呼ばれるってジャンルとは徹底的に相性が悪いんだったって事。
自分の読み方としては、言葉を頭の中で映像化してるんで、そこを崩されるとね。『確かにそうなんだけどさ』っていう所がめんどくさいんだ。
10年くらい前に読んだ作品もそうだったなぁ。

ただ、この作品の世界観は共感できるし、一度読み終わってみて、もう一度読んでみると違う深みが感じられると思う。
ちょっと、読者を引っかけようってしてることろは気になるけどね。

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