2026年1月14日水曜日

【踏切の幽霊】高野和明 文春文庫 2025年11月10日第1刷

 第169回直木賞候補作。

本の帯に「いつまでも深く胸に残る哀切な幽霊譚(ゴースト・ストーリー)」とありますが、作者の企図したところは、まさにそうなのでしょう。

取材に基づく描写や意外な物語の展開。死者と生者の関係性。

凄惨な殺人や霊を描いていますが、ホラーではなく幽霊譚というのは、まさにその通りで、ただ恐怖を煽るのではなく幽霊の意図がわかり、それが物語の底を流れています。


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