原作は注目の少女漫画でテレビドラマもヒットし、映画化されたもの。
タイトルどおり(原作のタイトルどおりなわけですが)ストーリーはミステリーという形態はとっているものの主題は謎解きではありません。主演を務める菅田将暉さんの演技が映画全体の基調を決めている一種のヒーローものという見方もできますが、主役は彼の発する言葉なのだろうと思います。
彼の常々思っていることは、言われてみれば真っ当な事で、普段考えないことを考えるきっかけになります。この物語のキーワードは、その常々思っていることではありません。誰かが言った言葉を使っているからなのか、最後のリアクションは“そこはそれでいいのかな。エンターテインメント的にはそれでいいのだろうけれど…”と感じました。
映画として全体を見回すと気になったところや、そこはそうはならんだろというところもありますが、ストーリーの流れがよく、助演俳優さんの使い方は贅沢で効率的。メインキャストの方々の演技も良かったと思います。
さらりと観ることが出来る映画でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿