2016年3月21日月曜日

【アルビレックス新潟 2-2 柏レイソル】 2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第4節 2016年03月19日(土) 14:00キックオフ 会場:デンカ ビッグスワンスタジアム

雨の土曜日、ホーム2戦目で、新潟としてはJ通算観客800万人動員を達成したゲーム。14,627人というとても寂しい観客数だったけど、こういう劇的なゲームを続けて、かつ勝ち続ければ観客は戻って来るんじゃないかなと思いました。
スタジアムが一杯だった反町監督時代はこういう形でアディショナルタイムで追いつく(追いつかれる…)ゲームが結構あった気がします。
当日は現地へ行く予定が、ちょっとしたトラブルでテレビ観戦になってしまって残念。やっぱりテレビじゃ見たいところが見えないしストレスが溜まりますね。

ゲーム自体は両チームともミスが多い展開。どちらかと言えば柏の方はイージーなミス、新潟の方は切羽詰まったミスが多かったように見えました。端的に言えば柏の選手は集中力がイマイチで新潟の選手は判断が悪い。
サッカーは一人でやるものではないので、判断が悪いというのは周りが見えていない・コミュニケーションが取れていないという事。チームとして噛み合ってくれば改善されるものですし、吉田監督の言葉をそのまま受け取って、選手も信頼すれば自然と直って来るんだろうなと思います。
柏の方はハマれば強い、ハマらなければボロボロと…という感じが。しかし歴史も伝統も実績もあるクラブですから立て直してくるのではないかと。

新潟の先制点は個の力。
前半9分レオのスルーパスを受けた達也がドリブルで持ち上がってゴール正面、コルテースの開けたスペースに綺麗に通したゴール。コレぞ田中達也という会心のゴールでした。
新潟の前からの圧力に柏がしのぐ展開で、ここで点が決まらなければ流れが柏に傾くなという所。
この後も新潟は圧力をかけ続けますが、ゴールを割る事が出来ません。

後半は一転して柏のペース。
新潟の運動量が落ちたように見えましたが…(昨年までは無かったな)
51分に田中達也がセンターサークル付近で倒れて伊藤優汰と交代。
柏は後ろを3枚にして選手をワイドに配置する事でポゼッションが上がって、セカンドボールも柏がことごとく拾い始めます。これは、ポジションの修正で新潟のプレッシャーが弱くなった(体力的にもきつくなった?)ため、落ち着いてパスやクロスが出せるようになった事が大きいですね。柏の選手のスキルは元々高いのですから。
柏の2得点とも左サイドからクロスをあげた輪湖選手に、新潟の選手はプレッシャーをかけていません。特に1点目なんて画面上はドフリー。危険なエリアにボールを上げられたら失点のリスクは避けられません。残念ながら前節のマリノス戦から右サイドのリスク管理は修正されておらず、そこを突かれた形です。あそこまでフリーランニングをさせちゃうのは中盤の守備に問題があると思うのですが…
吉田監督は75分に右MFの慶をノリに替えることで、右サイドの押し込みを計り、80分にはシュートが当っていなかった指宿を宗に替えます。
スコア1-2のままアディショナルタイムで表示は5分。
その終了間際、山崎が奪ったボールをノリがゴール前へ上がったDFのマグへロングフィード。マグの高さが生きたヘディングは宗の前へ。宗の放ったシュートのこぼれ球を、やはりCBのカズが体ごと押し込んで同点。
パワープレイで混乱した柏DFの隙を突いた終了間際の同点劇でしたが、ノリのパスの精度とマグの高さ、宗の反射神経が生きたプレイ。

結果的に追いついたゲームですが内容は散々に見えました。

昨日(3月20日)慶がU23代表のポルトガル遠征に追加招集されたニュースがありましたが、一皮むけて戻って来てくれたらなと思います。

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