2015年12月9日水曜日

アルビレックス新潟 今年のJ1

今年のJ1リーグは、2ステージ制への変更により11年ぶりとなるチャンピオンシップを制した広島が制した。
1st優勝の浦和を倒して勝ち上がってきた3位のG大阪との死闘は見ごたえがあって、制度を変更した事による分りにくさを吹き飛ばした感じだ。
まあ、わかりにくいって言ってる層は年間通じて見るコア層で、たまに見る人たちにとっては逆に敷居が低く分りやすかったって話もある。
制度改変の功罪については別に書こうと思う。

さて、今年のアルビレックス新潟のJ1での戦い。
昨年より一段高い位置でボールを奪ってショートカウンターってのが今期目指した所だったようだけど、やりきれなかったなあという結果。最終節の1試合前まで残留が確定しなかったという結果が、それを示している。
チャンスを作ってもシュートで終われない。シュートしてもゴールを割れないというゲームが多かった。
前からボールを取りに行くという事は、後ろにスペースが出来る事を意味するから、うまくいかなかった時の反動は大きい。
それが、昨年と比べて別のチームかと思うくらいのファールと失点の多さにつながっている。
マツケン、コルテース、慶の負傷離脱、レオシルバの病気による離脱、他にも短期での選手離脱がちょくちょくあり仕方ない部分もあるけど、基本は戦術がフィットしなかった点に尽きると思う。
結果として柳下監督の退任があるわけだけど、やりきれなかった事に対して、心残りも反省もあるだろう。

フォワードが決め切れない。
大体の人はそういうけど、では決めるためのバリエーションはどうだったか。フォワードに原因があったのか。
コンビネーションが合わなかった。
そういう指摘もあるけど、ではどうすればよかったか。そこまでに至る経緯で問題はなかったのか。

それは選手一人ひとりが考えなきゃならない事で、チャンピオンシップの広島の闘い方はすごく大きなヒントになったはず。
来シーズンは、トップチームの監督としての経験が少ない吉田監督の下、どのような戦いが出来るのか。
来期の体制も固まっていないけど、期待と不安が入り混じる今日この頃だ。

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