カンヌで監督賞を獲ったこの作品、監督はデンマーク出身とか。
昼は自動車の修理工や映画のスタントマンをやっているが、夜は犯罪者の逃走を助ける事を生業にしている“ドライバー”。
夫が刑務所に入っている人妻とお互い惹かれあうようになるが・・・。
というお話。
ストーリーの展開は、大雑把に“シェーン”の亜流。
手際の良い暴力シーン、確かにお互い惹かれあい別れて行く必然性がきっちりと描かれている。
ただ、3,4年前にどこからか流れてきた“ドライバー”の素性を仄めかすシーンがあって良いと思うし、車の運転に関して、そのハンドル捌きは・・・って個人的には思ってしまった。
俳優は好演していると思うし、映画のテンポも悪くないのだけれど、音楽が、すこぶる邪魔なシーンがあり過ぎかな。
個人的には主演の“ドライバー”ライアン・ゴズリング。なんだか“TOY STORY”のウッディに見えてしまって、イマイチ乗れないというか・・・ちゃんと芝居出来てるのに、こんな感想で申し訳ない。
ヒロインの人妻役キャリー・マリガンは、良い感じ。うん、良い女優さんだ。
ただ、“ドライバー”の造形は、やっぱ、何気ないシーンで底知れないものを感じさせないとイマイチ納得感が出ないなって感じ。
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