2012年5月15日火曜日

【争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール】木村元彦 著 集英社インターナショナル2011年12月20日第1刷発行 2012年4月8日第3刷発行

検察側の言い分は分った。確かにありそうなことだなって思う。
サンケイスポーツの誤報、フロンターレの対応の不手際、それを鵜呑みにした川渕キャプテンの放言、その言葉のに縛られて故意に冤罪を着せ、他の選手の治療にも悪影響を及ぼした青木ドーピングコントロール委員長。
この事件が起きた当時、フロンターレの対応に不信感を持ったサポーターも多いと思う。他サポである自分は、そんなクラブのサポじゃなくて良かったと思ったくらい。
間違った事でも、長いものには巻かれて、問題を長引かせないのが得策。そんな考え方も、確かにある。
しかし、それでは間違った対応をした原因は放置されたままで、今後同じ事が起きないとは言えない。
自らのを犠牲にして立ちあがった当時の全Jリーグクラブのチームドクター、汚名をそそぐと同時に、そういう事も踏まえて最後まで闘った我那覇選手と、その周りの人々には最大級の敬意を送りたい。

それと同時に、なぜそうなったのか、川渕キャプテン、鬼武チェアマン、青木元委員長に訊いてみたい。こんなこと書かれているけど、あなたたちに何か言い分は無いのかと。
ここに書かれている事が真実であれば、みなさん二度とサッカー、いや公共の職業に就かないでくださいと言いたい。
しかし、一方の立場から書かれているわけだから、彼らなりの言い分は訊くべきだし、一人の日本代表選手を潰した責任を事実をして、ちゃんと弁明する義務があると思う。

サンスポの記者?スポーツ紙の記事を鵜呑みにするヤツの頭がどうかしているとは思うけど、どうしてるんだろうね。
自分が同じ立場なら、いたたまれない。

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