自衛隊恋愛モノ。
確かに自衛隊を舞台にした作品は少ないと思う。
シナリオって映像化を前提とする訳で、自衛隊を撮るとなれば制約が多いだろうことが予想される。
普通、そんな面倒な題材を選ばないだろう。
という事で、面白く読ませてもらったんだけど、読了した後に一番最初に思ったのは、タイトルが中途半端だなぁって事。
いろんな読み方は出来るけど、“~なれど”って付けば次に来るのは決意表明の言葉と決まっている。
彼女は、すでに軍律の外にいるわけだから、最後まで君を守るとか、愛を貫くとかなら、最後のシュチエーションとは相容れないと思うし。
軍律が厳しい中でも、こうなってしまったっていう事?
タイトルっていうのは、最初に頭の片隅に置いて読むわけだから、もう少し考えた方が良かったかなって思う。
集団生活を描くドラマという事で、シーンに登場する人数が多くなると、読む側に状況を把握させるってのは大変だよなぁって思う所も何箇所か。
そんな所は、本賞に入選した【真冬の出来事】と比べると難易度は高いんだろうと思うけど、書き切れていないなぁと感じた。
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