手慣れた脚本。もう、どう撮るかって、頭に浮かぶ。
何か、良いなぁ。
悪い人が一人も出てこない、ハッピーエンドな物語。懐かしい、昔のプログラムピクチャーの匂いがする。
ただ、こういう映画が多くの人に観られるかどうか。
プログラムピクチャー全盛の時代は、映画って娯楽の王様だったんだろうけど、今はそうじゃない。
劇場で1800円払って見るとなれば、何かしらの価値を見出さなければ、誰も行きはしない。
多分、この映画の売りは緩さなのかなって思う。
軽妙な語り口にコミカルなシーンをちりばめて、楽しく観られる映画。
こういうのは、森田監督の真骨頂なんじゃないだろうか。
本当はこういう映画がそこそこ入って、シリーズ化されるような世の中であってほしいと思う。
何かと競争をあおり、勝ち組・負け組ってレッテルをはりつけたがる人たちに、こういう映画を観る余裕があって欲しいんだ。
鬼才 森田芳光監督の遺作、3月24日公開。
最高の映画でした!感動しました。
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