2011年6月25日土曜日

【図書館革命】有川浩 著 平成23年6月25日 角川文庫

今回のテーマは“個人の執筆制限”いわゆる言論の自由の問題。

本書の中で、著者は主人公の笠原郁に「私、キャラ読みですから。」って言わせて、教官の堂上にあきれられているが、意外とこれは地雷。
自分も含め、キャラ読みする人って意外と多いんだよね。

キャラ読みとは、小説の中の登場人物の行動に一喜一憂して、その小説が言わんとしている(だろう)事を、華麗にスルーする読み方。
それはそれで楽しし、表面上、自分ならこう書くなんて簡単に思える楽しみ方もある。
あ~、地雷。著者は、そういう読み方も否定しないと思うけど、やっぱちゃんと自分の考えを読んでほしいだろうな。
今回のテーマ、“作家に対する執筆制限”って、さすがにないと思うけど、著者が、さらりと作家に「以前から言葉の自主規制はあった」と言わせている。
確かに言葉を選ぶ事は今、日常的に行われてたりするのは知っている。
それが正しいのかと問われれば、間違ってるだろうねと答える。
 
おまけは【プリティ・ドランカー】 これはこれで、どうなんだ?

0 件のコメント:

コメントを投稿