2011年3月26日土曜日

Jリーグ再開・プロ野球開幕に思う事

まず、今回の地震被害に遭われた方に、心からお見舞い申し上げます。


被災された方々にスポーツで元気で与えようって、サッカーは日本代表とJリーグ選抜の試合が29日に予定されており、各地でのチャリティ・マッチがが。野球もチャリティマッチが行われている。

地震の被害地域である仙台にはJリーグ ベガルタ仙台、プロ野球 楽天イーグルス、bjリーグ 仙台89ERSとプロチームがあり、福島には なでしこリーグ 東電マリーゼ、茨城にはJリーグ 鹿島アントラーズ、水戸ホーリーホック、栃木には栃木SCがある。
トップ・リーグ以外でもJFLのソニー仙台、ラグビーでかつて日本を代表するチームであった釜石シーウェイブス(旧 新日鉄釜石)をはじめ、全国や地域で活躍しているチームが沢山ある。
(不幸中の幸い、ラグビーは、シーズンオフなので、リーグ戦への影響はなかったけど。)

昨日のエントリーでも書いたけど、bjリーグ東地区は被災や停電の影響!?で今シーズン維持が困難になっている。
Jリーグやプロ野球は全チーム揃っての再開日程が出ているだけに、bjリーグの状況は残念だ。(シーズンは、6月までだったし。)
もちろん、これはリーグの歴史や成り立ちが大きく関係している。
日本のプロスポーツ界で最も長い歴史を持つプロ野球は、親会社からの広告料の提供や(その税制上の優遇措置もあるという)昔からのスポンサーがあり、Jリーグには日本サッカー協会という後ろ盾がある。
しかし、いつまでもアマチュアから脱却しない日本バスケットボール協会と袂を分ち設立されたbjリーグは、プロ・スポーツ界では後発であり、スポンサー獲得も難しいし、バスケットの試合自体中々観に行く習慣がないという状況。
bjリーグ 東京アパッチは、活動は休止するが100万ドルを復興支援に寄付するってホームページで発表しているけど、これは例外中の例外だろう。

プロ・スポーツでは基本、試合してナンボだから、活動休止や試合数減ってのは経営を圧迫する。
強固な経営基盤を持たないチームは、存続が危ぶまれる事態になりかねない。
バスケットでは、今回の件と関係なく今年初めにJBLのレラカムイ北海道(ここは、プロチームだったんだ)が経営問題からリーグ直轄の北海道バスケットボールクラブとなったけど、bjにはチームを引き取り、運営する余力があるんだろうか。
Jリーグでは、水戸のリーグ安定基金借入金返済問題がある。
かつて、甲府が1試合平均3000人動員なかったら除名も考えるって当時の川渕チェアマンに言われて、小瀬まで出かけた事あるけど、それ以上の危機の時の震災。
Jであれば、BIGで6億円当てた人間がほんの一部を寄付すればって思うけど、まあいないんだろうね。そんな人。

サッカーや野球やバスケットなんて生活に影響ないよって人もいるけど、プロ・リーグであれば、そこに雇用や消費が発生しているわけで、経済面で影響ないなんて言えない。
もちろんプロ・アマ問わず、そのプレーを観て今の苦しさや悩みを忘れるって事、元気付けるって事は出来る。
今回の震災被害の影響で無くなるチームやリ-グが無い事を、心から祈る。

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