2010年9月13日月曜日

リスクテイカー

何だか体調が悪くて、終業時間と共に会社から出る。

どこにも寄らずに部屋に帰るなんて、年に何回あることか。
今日は、日が暮れても低温サウナに入っているみたいにじとじとしている。
22時過ぎに表を見たら、海の方で遠い雷が光っている。(音は鳴らないけど)

ヱビスの飛鳥Ⅱ限定を飲みつつ(結局飲むんかい。しかも美味いし。もっと買えばよかったぜ。)、偶然本棚の奥から引っ張り出した「リスクテイカー」(1999年 川端裕人)を読み返す。
当時、へぇ~って思った反面、綺麗にまとめ過ぎって思った。お金の話は、お金の世界だけじゃ完結するわけないからね、世の中。
まあ、その後に会社で実際運用を齧るとは思わなかった(そんなリスクはとってませんよ)けど、その時には「あ~、デリバティブとか、ヘッジとか、オフショアとか読んだことある。」なんて思ったのは内緒だ。
世界共通のツールを使い、為替の動きを予測する事で、為替を投機の手段から解放する。
そんな事が出来れば良いね。

本来、為替はモノの価値を測るツールであって、それ自体が価値を創造するものではないってのは、このブログでも前に書いたと思うけど。(興味のある方は“社会とか”のタブで見てね)
まあ、国境があり、文化の違いがあり、経済に格差がある限り無くなる事は無い問題。ここん所の尖閣諸島の中国船問題とかも、そう。

この辺の事を扱うには、その辺の事も掘り下げる必要があるなんて言ってたら、書けやしないか。
だから、こんな風に単純化して、爽やかな青春エンタテインメントに仕立てるって、大事な事なんだよねと、改めて思う。
そういう所から関心を持って入ってくる人もいるだろうし。

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