相変わらず暇があると、いろんな本を乱読しているほっしーです。
中沢新一「アースダイバー」については、とりあえず止めときましょう。
日曜日、午後から読了したのは「トッカン 特別国税徴収官」(高殿 円)という作品だけど、これはエンタテインメントとして(ちょっくら少女コミック入ってるかな)まあまあの出来なんじゃないかと。
個人的には、主人公グー子の「ぐっ」と詰まるのが、わかるわかるというか、ツボでした。
まあ、文襼春秋の芥川賞受賞作全文掲載「乙女の密告」を読んでも、ああライトノベルだなぁなどと思ってしまう人の感想ですから。(選評が、ちょっとおもしろかったかも)
で、ちょっと昔のを読んでみるか。文襼春秋も単行本も重いので講談社文芸文庫の「桜の森満開の下」(坂口安吾)を引っ張り出して読み始めました。が…まあ、結構忘れているもんで。
表題作の「桜の森満開の下」とか、「二流の人」というのはなんとなく覚えているんだけど、「土の中からの話」って記憶にないなぁ。
というのは、ここの前段に述べられている農民論って、今の日本人にそっくり当てはまるなぁって感じたんで。
「何でも人のせいにして、自主的に考え、自分で責任を獲るという考え方に欠けており、だまされたとか、だまされるな、とか云って思考の中心に自我がなく、その代わり、いわば思考の中心点が我の「損得」に存している。自分の損得がだまされたり、だまされなかったり、得になるものは良く、損になるものは悪い。」
まあ、それが良い悪いじゃないんだけどね。
そんな事を感じるのは、自分の中にそういう部分があるからなのかなぁ。
で、読み進めてみると、思い出した。
和尚が牛に生まれ変わった借金持ちの男に夢の中でき×たまを蹴られる話。
何が土の中からの話なのか、よくわからなかった。
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