松竹、創業120年なんだなとオープニングのロゴを見て知った。
芝居小屋から始まって120年。世界的にも息が長い会社だよね。
しかし松竹の配給タイトルの富士山の雲、あんな感じにならないと思う。詰めが甘いなw
大船潰して撮影所を持たない会社だけど(エンドロールを見るとこの作品は東宝の撮影所で撮ってる)、デジタルスタジオは立派なものを作られたようで。
それはさておいて「天空の蜂」の話。
原作は1995年に東野圭吾さんが発表した小説。
20年も前の原作なんだ。
劇中の自動車もたばこの自販機も当時の年代のモノを使ってるのかな。
でもそんなディテールにこだわらず、終盤の場面はもっとけれん味のある映像で良かった気がする。ヘリのシーンは迫力抜群だし。
この映画の主要アイテム、自動操縦が出来る自衛隊用大型輸送ヘリ「ビッグB」は、いまだに実現していないわけだし。
ヘリの設計者の息子が引き渡し式典前に忍び込んだ大型ヘリが遠隔操縦でジャックされ、原発の上でホバリングし、日本政府に対して全原発の破壊を要求。要求に応じない場合はヘリを原子炉の上に落とすと宣言する。
息子を助け出せるのか?ヘリの落下を食い止める事が出来るのか?そして犯人は?その動機は?
ストーリーのポイントは“世の中には必要とされていても、誰も見たくない仕事がある”その人の心。
そして“家族は傷つけあうかもしれないけどちゃんと向き合う”こと。
それを分りやすく提示してくれている。
そこには正しいだけのものはないかもしれないけど。
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