昨日、2014年3月7日付でJ2のザスパクサツ群馬が『支援募金活動実施 ご協力のお願い』というアナウンスを行った。
http://www.thespanic.jp/thespa/club_newsinfo/news/newsdesc.cgi?newsid=2014030701
記憶に新しいのはアビスパ福岡の“ふくや明太子募金”とか、栃木SCの松本育夫当時監督“男の仕事Tシャツ”販売(と思って栃木SCのHP見たら“とちぎ4プロ清原男気祭り~ワイら、清原で男気魅せたる!~”ってなんだよ。清原って、あの?じゃなくて清原工業団地・・・)、高年棒の外国人選手の放出。東京ベルディの若手有望選手の売却で苦境を乗り切ろうとしている。
今シーズンの決算からクラブライセンス制度適用というのは告知されていた事で、各チーム、それを見据えたチーム編成を行っている。
名古屋グランパスは、単年度黒字がマストという事で極端な年棒の抑制や選手放出を行って注目されたように記憶しているし、横浜F・マリノスは常識的に見て手遅れだけど親会社が助けてくれるってさという観測。
アルビレックス新潟だって、複数年契約が出来る選手、出来ない選手。提示できる年棒の設定に苦労して、毎年のように主力級の選手の流出を経験している。
そうした中で、ザスパが何をどう行ってきたのかというのが見えないのが残念。
債務超過見込額約6千万円。
Jリーグが開示している2012年のザスパの債務超過額は8千7百万円。今回のお願いの中で今年の黒字に目途が立っていないとあるから、昨年実績で2千7百万円の利益は出るんだよね。
そこは、きっちりアピールすべき。それにしても単年度で6千万円の利益は厳しいし、諦め感が出てきてもおかしくないから。
ザスパは、いわゆる飛び級でJ2に加盟したと記憶している。
Jリーグに飛び級でも問題ないと判断させたものは何だったのか、そこをしっかり見つめなおしたらどうだろう。
その昔、動員問題を抱え、川渕元チェアマンに開幕戦で「僕の目の黒いうちにはアントラーズとJ1で戦う事は無いだろう」と言われてしまった水戸ホーリーホックは選手にお金をかけられない中、選手を育てるという事でJ2を立派に戦っている。(まあ、まだJ1ではないわけですが)
それ以前にも動員問題で(これも川渕元チェアマンから)Jリーグ資格はく奪という脅しをかけられていたヴァンフォーレ甲府の今は、見事に経営を安定させて、今年2度目のJ1に挑む。
かつて問題を抱えていても、立派にやっている実例がある。
だから、きっと大丈夫とは言えないけど、チャンスはあるという事。
しかし、他はなんとかなっているんだろうか。
去年のブログから拾って来たんだけど、2012シーズンの債務超過のクラブとその額は
札幌(3,700万円)、横浜FM(16億7,700万円)、神戸(12億5,200万円)、栃木(5,600万円)、
群馬(8,700万円)、岐阜(1億9,200万円)、北九州(3,000万円)、熊本(7,100万円)、
大分(5億8,700万円)
0 件のコメント:
コメントを投稿