YSCCは昨年までのエース辻がJ2のガイナーレ鳥取へ移籍し、どうなるのかという話をする人もいた。
確かに得点力は落ちるだろうけど、ビッグクラブじゃなければそんなもん。アルビレックスなんて、毎年主力級が移籍してるからね。
マリノスとの練習試合を観る限り、今年もYSCCのサッカーは変わらないけど、サイドから崩すサッカーを徹底しているように見えた。
高い決定力を持っていた辻が抜けた分、より多くのチャンスを作り、守備を熟成するのは必要。幸いディフェンスラインは昨年の主力が残っているし。
この日の保土ヶ谷はホームゴール側からアウエーゴール側へ強風が吹いている。ボールを置いただけで風で転がっていく。
前半は、風上の利を生かそうとしたのかYSCCはロングボール主体の攻撃。
しかし、やりつけないのか、風が読み切れないのか、ボールが繋がらない。
HOYOは、こぼれ球を拾って繋いでいく堅実なサッカーでYSCCゴール前へ迫る。
しかし、HOYOのGKは風上へ向かって高いボールを蹴るため、風で戻されたボールをハーフラインより自陣寄りでYSCCに拾われてのピンチを再三招く。
YSCCは、そのパターンで25分にボールを奪い、ゴール前までドリブルで運んで松田が先制点を挙げる。
これでYSCCの攻撃に火がつくかと思ったけど、ボールを蹴ってしまうサッカーは変わらず簡単にボールを失う。
35分、YSCC#3白井がPAのすぐ外側でパスミス。HOYO#11中嶋にボールを奪われる。
そのままPAへドリブルで持ち込んだ中嶋にYSCCのGK高橋が飛び込んで倒し、イエローカード&PK。
ゴールを決められ1-1で前半を折り返す。
後半は、エンドが変わり、少しボールが落ち着き始める。
66分、HOYO#15日野が2枚目のイエローカードで退場。
遠くの空が煙っていると思っていたが、それがどんどん近付いてくる。保土ヶ谷サッカー場は高台だからよく見えるんだよね。
その靄のようなもの(後でニュースを見たら煙霧というらしい)がサッカー場に到達すると風向きが反転し、気温が一気に下がった。
再び風上に立ったYSCCだけど、67分にサイドで走りまわっていた井上に代わって入った伊藤が、75分にキッチりボールを持ちこんでゴール。
ゲームはそのまま動かず、2-1でYSCCが開幕勝利を飾った。
全般的に荒いゲームだったなと思うけど、ずっと強風でボールが止まらず、花粉や細かいチリが舞っている中、選手はかなりイライラが募ったんではないかと思う。
YSCCの新10番吉田選手は、周りを生かそうという意識が、少し強すぎたかも。#25西山、#24井上両選手と含め、今シーズンのポイントになるんじゃないかな。
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