2013年2月17日日曜日

【輝天炎上】海堂尊 著 角川書店刊 2013年1月31日初版発行


『チームバチスタの栄光』から続く桜宮サーガは『ケルベロスの肖像』で一旦完結した。
『バチスタ』シリーズ完結と言うなら、そのアナザーストーリーの一つである『螺旋迷宮』は、『ケルベロスの肖像』深くかかわって来るストーリーで、確かにそちらにもケリをつける必要はあったわけだ。
この物語では、碧翠院桜宮病院の生き残りの実際と、文字通りAiセンター炎上とその後のアナザーストーリーが書かれている。
意外な人の繋がりの設定や伏線に唸ったけれど、結局この炎上で、桜宮一族の怨念は晴れたのだろうか。
結局、そこの所が曖昧だったりする訳で、完結と言いながら主役を引き継いで続いて行くのかもしれないという感じもする。

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