2012年5月1日火曜日

2012年 Jリーグディヴィジョン1 アルビレックス新潟vsベガルタ仙台 2012年4月28日(土) 東北電力ビッグスワン16時KO

まず、このゲームを語るときに必ず言われるだろう事について書いておきたい。
ゲームの最終盤、PKで1点リードされたアルビレックスの選手は審判に執拗な抗議や異議を態度で示してカードをもらった。
確かに、審判の判定は一般に覆ることはないし異議は慎むべきものだ。
しかし、この状態になるまでには、伏線がある。
一般の人はゲームを通して観ることはないだろうから、はっきり書いておきたいが、このゲームの審判は選手から信頼されるジャッジをしなかった。
微妙な判定について荒れたのではない。
明らかな怠慢もしくは不注意によって荒れたのだと思う。
それについては石川直樹のゴール取り消しの際にだって荒れなかった事実一つ挙げれば足りる。
(あのシーン、審判がゴールを認めたジェスチャーは見えなかったが、仙台のGK林が審判に食ってかかっていたところを見れば一旦は認めたんだろう。)
審判がどう判断したかは、審判の専決事項だし、結論についてはインスペクターが出すんでしょ。

審判不信が決定的になったのは、前半終了間際、矢野貴章が痛んでピッチの外へ出て、ピッチに戻ろうとした際に延々と許可を出さず、じれて入った矢野に対しイエローカードを出してピッチの外に止め、しばらくしてピッチに入る事を許可したときだろう。
なぜフィールドへの復帰を認めなかったのか。
「サッカー競技規則」第5条「主審」、「競技規則の解釈と審判員のためのガイドライン」の第3条「フィールド外の競技者の規程」によるものなんだろうけど、貴章は出血していたのかっていえば、そんな様子はない(出欠の場合は、止血出来ているかどうか確認する必要がある)し、なぜ復帰を認めなかったのかという事になる。
プレイできる状態になった選手を、正当な理由なくフィールド外に待機させたわけだから、悪い言い方をすれば、仙台に有利に試合を運ぼうとする意図があった。
totoの結果を左右する意図があったと言われても仕方ないよね。
あれを認めれば、審判は一旦外に出た選手の入場を認めないことで片方に有利にゲームを進めさせることができる。
公平であるべき審判としてあり得ない行為だ。
これについて、審判協会は、ちゃんとした説明をする義務があるはずだ。
クラブは貴章の件で質問状を出すべきだと思う。「なぜ準備ができていて、プレイに関与しないポジションからの復帰でも認めなかったのか」と。
審判は間違ったジャッジをしても割り当て停止くらいしか罰則が無いってのも問題かもしれないが、所詮アマチュアじゃしょうがないって面もある。責任の取りようが無いものね。
でも、自分のジャッジが、とんでもない結果を招く可能性があるってのは自覚してほしいな。
自制を乱した選手が悪いってだけじゃなく、今回みたいにそれを挑発したような場合。
とりあえず、今回の審判団はチェックしておこう。
主審:中村太 副審:前之園晴廣、蒲澤淳一

さて、本題であるゲーム。
これは、正直ミスの多い凡戦だったと思う。
特に後半の新潟は、ボールがつなげない。
跳ね返すボールも相手に拾われていれば、必然の結果だ。
意図を持ってボールを扱うということ、相手に厳しく詰めるということが出来ていなっかった。
もっとも、強く行けばあの審判にカードを出されるんじゃ?という気持ちもあったのかもしれないが、仙台の選手はガンガン来ていたよね。
審判に対して過剰に不信感を持ってしまったんだろうか。
しかし、そんなことは言い訳にならないのは、選手が一番よく知っていると思う。
あんなゲームをしていて、ホームでの勝利がってのはイマイチ説得感ないなぁ。
勝ちきるゲームを目指そうよ。
ちゃんと戦おうよ。
そして、目標であるACLへの参加権を勝ち取ろう。

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