「腹上死であった、と記載されている。」
第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作って、1回目からこんな書き出しでいいのか。後に影響するぞっていう感じだが、中身は選考委員だった故井上ひさし氏が「シンデレラと三国志と金瓶梅とラスト・エンペラー」の魅力を併せ持つ小説と語ったというけど、確かにそういう要素はある。
いま読み返すと、食い足りないといころも多いけど、初めて読んだときは素直に楽しい小説だと思った。
しかし、インパクトのある書き出しだ。
第2回は大賞受賞作なしとなった。(優秀賞に後に「リング」を書いた鈴木光司さんの「楽園」)やっぱりね、と思ったのは内緒だ。
全然関係ないけど、2010函館港イルミナシオン映画祭のシナリオ大賞受賞作のタイトルが「わたしは尿道」とか。
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