2012年10月11日木曜日

LA FAMILIA (ラ ファミリア)

今年も8月にアルビレックス新潟のサポーターズCDが発売されたわけだけど、ちょっと今までと違う。
冒頭に小さな女の子が歌う内田潤のテーマ。
今年けがから復帰して、また大けがを負い、リハビリ中の内田選手の娘さん?
内田潤と言えば、アントラーズから移籍してきて、本当にサッカーを知っているなという動きで、新潟のサッカーのレベルアップに貢献してきてくれた選手。
もう年齢の問題もあるから・・・って勝手に思っている人もいるかもしれないけど、まだまだやってくれというメッセージだね。
いつの頃からか、サポーターに拠るスタジアムコール集というコンセプトから、妙に演奏に振るようになったサポーターズCDだけど、今年は特に演奏が聴けるようになっている。
普通に聴けるってすごいよな。
スワンのゲーム前にかかるエルビス(Can't Help Falling in Love)はこのCDのバージョン。

って、別にCDの批評をしようとこの文章を書いているわけじゃない。
CDのタイトル“LA FAMILIA”、「家族」って意味だよね。
昨日、天皇杯でよりによって地域リーグの福島に負けるという失態をしでかしたアルビレックス。
例によって柳下監督は厳しい事を言っている。
監督と言えば、チームで言えばお父さん的な役割だから、子供(選手)の事を思えばこその厳しい言葉だと思う。
サポの観点から言えば、やっぱ“ふざけんな!!”ってのもあるけど、そうは言っても“あの組み合わせはどうよ”とか、そう一方的に攻めないでよ的な事も思ったりする。まあ、お母さん的役割かな。
確かに、選手は監督の思うサッカーを実現できなかったんだと思う。
けれど、菊地がキックオフ早々負傷して、その交代がマグで、ボランチにDFで入っていたノリを上げるとか、そりゃ厳しいんじゃないの?ノリってボランチ経験あったっけ。みたいなことも言いたくなる。
最初のゲームプランとしては、菊地が下がり目で小谷野がトップにボールを配給するって事じゃなかったかと。
元々FWで、プロ入り2年目の今年サイドバックにコンバート、複数ポジションで試されているノリとコンビを組む小谷野としてはリスク管理で下がり目のポジションを取らざるを得ないし、そうすれば全体のラインが下がるからトップと相手ゴールとの距離も遠くなるって流れだったんじゃないかな?観てないけど。
そういう時に頭を切り替えて、繋ぐんじゃなくて、ロングボールを単純に当てる。スペースに蹴って貴章を走らせるって戦術もあっていい。
ただ、それじゃ積み上げにならないって監督は言うんだよね。
オプションは、基本が出来てから。
まあ、お父さんは正しいけど、絶対じゃないから。あんたらがピッチレベルで判断して、ちゃんとできるサッカーで結果が出せればいいじゃないって、お母さん的立場のサポは思っていたりする人間もいると。
繋いで行くサッカーって、観ていて楽しいし、正しいなって思うけど、それって基礎技術プラス判断力、走力、コミュニケーション力って求められるレベルが高い。
一人じゃできない事なんだ。
それを選手をシャッフルしたような状況で求めて実現できるなら、それは素晴らしいチームだよ。
難しいからやらないと逃げるのではなく、状況を判断して、今は行ける、行けないを実行するのも能力のうち。なんて思ったりもして。
自分らサポは、少しくらい甘い方がいいって。
お父さんは正しいけど、お母さんはちゃんと見てるからねって、家族的なクラブがいいんじゃないか。
怪我したって、俺たちはちゃんと見て応援してる。
失敗したって、逃げているんじゃなきゃ俺たちは責めないって。
そんなクラブが良いな。
そこのバランスがとれなきゃ層の薄いチームとして脱落するだろうし、とれていれば、これから総力戦で勝ち抜いて行けるって。
そう思って、この文章を書いている。

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