2010年12月1日水曜日

東京都青少年健全育成条例改定案について

東京都青少年健全育成条例改定について、表現の自由を理由に反対の意見も多い。
石原慎太郎都知事が、どういう作品でデビューしたのかって指摘する声もあるけど、そこは違うと思う。
だって、その頃はそういう者に対する社会的批判が、ちゃんとしていたんじゃないかなって。
今は、いじめでも何でもやったもん勝ち。
社会の機能が違ってきているのに、昔と同じ価値感で批判するって、かなり間抜けだ。
作家である知事が、それでも上程するほど問題は深刻だという事なんだろう。
その原因の解決方法を、思考停止状態のまま反対って言うだけなのは、頭悪いんだろうなって言われてもしょうがない。

表現の自由って難しい問題だけど、自由ってのは拘束されている状態があってこそいの言葉だよね。
自由とは言え、人間が社会的な動物である以上、公序良俗に反するものは制限されて当たり前。
今回の問題は、その公序良俗の持ち方ではない気がする。
公序良俗というモノ自体が変化してきている。
それを以前のまま維持しようというのは、おそらく双方同じなんだと思う。
法的規制で行うかどうかの方法論の問題。
話に聞く学級崩壊の問題もそうだけど、権利だけを認めていたら秩序は保てない。
一定の規制は必要だが、その線引きが出来ないってのが、この議論の本質だろうなと思う。

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