もう14年以上経つんだ、この映画が公開された時から。
恋人を山の事故で亡くし、その友人に結婚を申し込まれている渡辺博子さん。
その彼女が、無き恋人が中学生時代に住んでいた住所へ手紙を出す所から物語は転がり始める。
恋人の名前は「藤井 樹(ふじい いつき)」。届くはずのないその手紙に、返事が返ってきた。
現在と中学生時代、渡辺博子と二人の藤井樹。渡辺博子の過去は語られないから、二人の藤井樹の時間と、今の藤井樹-渡辺博子の3つの時間が散りばめられて、一つの映画となっている。
恋人と同姓同名の藤井樹と渡辺博子が中山美穂の一人二役。中学生時代の藤井樹は、酒井美紀と柏原崇が演じている。
公開当初は、テレビ局のマーケティング優先の映画じゃないかと思っていたけど、少しして観てみると、実に心にしみる良い映画でした。
まあ、演出はベタな所がありますが。(風邪引いて寝ている人でも、寝ているときにマスクをしているなんて、見た事ないし、中学時代の回想で、風邪をこじらせて亡くなった博子のお父さんの棺桶を、手を滑らせて落としそうになるとか無いでしょ、普通。)
確かに、脚本・監督も良いけど、この映画は二役をこなした中山美穂の魅力に尽きるかな。
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