2009年5月9日土曜日

『GOEMON』 着想の暴走

役者さんの力は感じる部分があるんだけど、何にしても話の建付けが悪い。
いろいろあるけど、GOEMONは何を目指したのか分からなかった。
登場人物の造詣は、なんだか分からないGOEMONを除いて分かりやすすぎ。
美術の造形は良いけれど、VFXは、PS3やX-BOXなんかのゲーム映像みたい。
正直、観た後に内容として残るものはない。
残るのは、もったいない感。同じお金をかけるなら、もう少し何とかなったんじゃないかという…。

自由を言いながら、なんだか分からない最期を遂げるGOEMON。
ああいう画が撮りたかったというだけの事じゃなのかと思うけど、そこへ到る物語が致命的に弱い。
この画を見せよう。
こんなアイディアもある。
と、ビジュアルが先行し、物語としての映画の扱いが軽くなりすぎてしまったんじゃないだろうか。物語のフックはあるのだから、落ち着いて丁寧に話を紡いでいけばもっと良いものが出来ただろうと思うと、とても残念だ。

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