2012年12月2日日曜日

JリーグDiv.1 第34節 アルビレックス新潟vsコンサドーレ札幌 東北電力ビッグスワン 15時30分K.O 4ー1(雨り時々みぞれ・雪)


新潟は、ここまで18チーム中17位と16位までが降格するという現行ルールで降格圏。
多くのサポは最後まで諦めないと言いながら、32節で不敗を誇っていたホームでの川崎戦に(それこそ劇的な)負けを喫した時点で半分諦めモードに入っていたんじゃないだろうか。(新潟0ー1川崎)
しかし、その気持ちに喝を入れたのは33節の仙台戦。(仙台0ー1新潟)
そこで見せた諦めない選手とサポーターの姿は、例え他力とは言え可能性がある限り全力を尽くすという事を思い出させてくれた。

当日の天気予報は暴風雪。
雪のゲームは誰だってイヤだが、相手は札幌。雪に慣れたチームだ。
新潟だって雪に慣れているけど、悪天候のゲームはどっちに転ぶかわからない。増して札幌は若いチーム。ユースや高校のサッカー部は室内練習場なんて使わず普通に雪の中で練習してるし、いかに降格が決まっているチームでも舐めたら持っていかれる。

天気は暴風雪にはならなかったけど、とても寒くて時折強い風が吹き、雪やみぞれや雨が降るというコンデションの中で行われた。
先制点は前半8分、坪内。
ミネイロのクロスをキーパーの逆をついてキーパーが閉めていた左サイドへ蹴り込む。
お互い精度の低いパスで、しかし玉際は新潟が持っていくという展開で一進一退だった43分、ロペスのヘッドで2点目。
2ー0で前半を終える。

後半、札幌は2選手を交代。FW岡本を大島に、MF芳賀を榊に変えてくる。トップに大島。ここで起点ができ始める。

一進一退の後半53分、榊が抜け出して体を投げ出してのゴール。2ー1
その直後、札幌は最後の交代カードFW内村out、MF砂川in。
しかし、この頃には札幌のベテランDF河合あたりはもう動けなくなってきていた。何しろミネイロに走り負けるという・・・
73分ミネイロがミドルレンジからゴールを奪い3ー1。
80分ロペスがこの日2点目のゴールで4ー1。
新潟は勝って、他会場の結果を待つ。
新潟残留の条件は新潟が勝った上、ガンバが引き分け以下
且つ神戸が負けというもの。

ゲームが終わった瞬間、ビッグスワンは大きな歓声に包まれたものの席を立つ人は少ない。
息が詰まるような静寂の後、他会場の結果、残留が決定したというアナウンスが流れると、ひときわ大きな歓声が爆発した。

このゲーム、徐々に調子を上げてきていたロペス、ミネイロのコンビの活躍が目立ったが、多分それは札幌のDFがロペスに着ききれなかったり、ミネイロに考える時間を与えたりしていた結果だと思う。
さらに言えば、J1上位には通用しない可能性が高いよねと感じた。
しかし坪内、積極的に上がっていたなぁ。FKの時のポジション取り見ても、点を取る気満々。

ガンバ、神戸と多くのタレントを擁したクラブが降格したことから今シーズンのオフの移籍市場は忙しくなりそうだが、毎年恒例主力の引き抜き結果待ちという面はあるが、何が足りないのか如実にわかったゲームだったんじゃないだろうか。
残留に浮かれている暇はないよ。

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