2011年3月13日日曜日

地鳴りとどめ、かえるくん

大原まり子さんのSF短編集「未来視たち」
本当にうろ覚えで、どういうストーリーだったのか、そもそもその本だったのか自信がない。
けど、前後の記憶をあわせると、多分間違っていないと思う。
太古の昔から、この国の権力者の周りに“地鳴りとどめ”という能力を持つ人たちがいて、地震の多いこの国で、そこだけ大きな地震が起きないように祈っているという。

村上春樹さんの短編集「神の子たちはみな踊る」の中の「かえるくん、東京を救う」では、かえるくんが信用金庫から地下に降りて巨大なみみずくんと戦い、自ら傷つきながらダメージを与えて東京を大地震から救う。

両方のお話とも、一般の人には知られない世界でのお話として描かれている。
もちろん創作の中のお話だけど、ぼくらは僕らの知らない所で知らないモノに守られているというのは実際、そうなんだろうと思う。
見知らぬ人からの善意や、昔から続いている習慣や規範により避けられるトラブル。

与えられるだけでなく自分も与えることにより成り立っているのがこの世界。ひょっとして、あなたが誰かの地鳴りどどめやかえるくんになるのかもしれない。
自分自身、気負うことなくできる事をやる事で、世界は回っていくんだと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿