不況で、映画にお金を出す人が減っている。
そりゃ、そうだろ。映画なんかに投資して確実なリターンはない。
リスクを減らそうと思えば、そんな不確実な投資先を選ぶヤツはいないと思う。
でもね、チャレンジしなきゃリターンはない。
そんな映画でも、この間見たアンケート結果では、現実逃避で見に来ている人が40%とか…。
製造業に目を移すと、リスクを減らそうと、生産をコストの安い海外へ移すなんてのは、誰でも考える事で、実際多くの企業がやっている。
でもね、じゃ職を失った人が安い商品でも買えるのか。
生産を海外に移した結果、商品の価格は下がったけど、失業率も上がった。
収入がなきゃ、どんな安い商品も買えない。
政府の経済対策とか言ってるけど、グローバル・スタンダードとか言ってる限り、打てる手は決まってるんで、効果のほどは100%期待できない。
だって、世界は平等じゃないんだもん。
それを、ちゃんと分って、周りに「偽善もいい加減にしろ!」くらい言って、それなりのスタンスで政策を行わなければ、この期に及んでみんなの期待するレベルの経済成長なんて見込めないだろう。
結局、海外で安い製品を製造するとかって、その製造国で売るならいいけどそれを国内で売るって発想は、今この瞬間の自分だけが良ければよいという人のもの。
だって、誰が買うのさ。 自分の国で作らないという事は、その分仕事が無くなる。購買力が落ちるってことなんだから。
繰り返して書くけど、仕事を奪われて、収入が無くなった人は、いくら安くても買えない。
消費者のためって、その企業が言う消費者って誰の事なのか?
企業は、今の収益を上げることに血道をあげている。
株価=企業価値という方程式が定着してしまっているから。
そのパラダイムを変えていかなければならないと思うんだけど。
何事も、社会システムってのは、一緒にやってる連中の事を、ちゃんと考えて、共存共栄できる事を考えなきゃ、成り立っていかない。
それが人の営みってもんだと思う。
消費者本位とか言って、その消費者の職を奪い、結果として購買力も奪ってるいまの経済システムを支える考え方って、とっても自分本位で下品。ビンボ臭い事、この上ないと思う。
「グローバルに経済活動しようと思ったら、垣根を設けちゃいけないんだよ」ってのは、世界経済がほぼ完全に平等な状態な時にのみ有効なセリフだ。
今それを言ったら、現状有利なところがますます有利になるだけで、結果として不公平を拡大することにしかならない。
本当のグローバリズムをもう一度考えてみよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿