平日昼しかやってないとかいう話で、行くにはハードルが高いなと思っていた大盛りのお店。
野暮用で会社を休んで、それが予想以上に早く済んだので、行ってみた。
13時過ぎに入店する。
客層は、見事にサラリーマンだけ。女性は、店のおばちゃんだけだ。
カツカレーのボリュームが、とにかく凄いというので、S/M/LあるうちのMをオーダーする。
敵を知らずに挑戦するのは無謀というものだから。
一人という事で、カウンターに座ったが、後ろの4人席の4人組の方から、「もう残してもしょうがないんじゃないの」という声がする。
そんなのは男子の風上にも置けないと思うが、確かに座る前に見た皿の大きさは中々のものであった。
ああ、Lとかたのまないで良かったのかもと思っていたら、おばちゃんの運んできてくれたMの皿は、後ろの席のサラリーマンと同じサイズのものであった…。
「Lは多いです」ってメニューに書いてあるけど、Mでも十分過ぎるくらい多い。
どのくらいのサイズかと言うと、記念に写真でもと思った携帯電話のカメラじゃ、座ったままでは画角が足りずに収まらないくらい。
立ってまで写真を獲るのは恥ずかしいので写真はなし。
皿は、持っていた読みかけの「雨月物語・春雨物語」の文庫本を縦に2冊×横に3冊くらいの長方形に内接する楕円形。
そこに、右サイドにロースカツが1枚縦置き、左サイドのキャベツ盛り(ドレッシングかけ)と適量の福神漬け。間はガッツリとカレーライス。
試しにカツとキャベツの下をめくってみると、しっかりご飯が…。
カレーの味自体は、懐かしの家庭の味という感じで、これが普通盛りなら「玉ねぎはいい感じだけど、ジャガイモとかニンジンとか、もっとゴロゴロしてて良いじゃねの?」と言いたくなるところだが、今の自分には、そんな余裕はない。
昔、「五条霊戦記」という映画のキャッチコピーで「我に挑め!」というのがあったけど、まさに自分の胃袋に挑まれている感じだ。
後ろの4人組が帰り、テーブルを振り返ると、二つの皿に残されたカツカレーが…。
普通、カツくらいは完食するものだが、量を甘く見て配分を間違えたか、完食するつもりで玉砕したのか。
オーダーしたモノを残すのは、男子の沽券に関わる。
米粒の最後の一粒まで食べたが、満腹感というより圧倒的な食べすぎ感だけが残った。
おそらく、Lに挑戦することはないだろう。
それが己を知るという事だ。
自分が入った時に、既にカツカレーMを食べていた隣の青年は、まだ食べている。
お勘定 ロースカツカレーM、830円を払って店を出ると、準備中の文字。
時間は13時30分だった。
歩けん…。山下公園のベンチで15分休憩だ。
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