2009年10月4日日曜日

【月曜日のユカ】 監督:中平康 1964年日活







(左上は、映画の冒頭、口笛の後「HEY!YUKA」と声を掛けられて振り返った所かな?神奈川県庁前。
次は、ユカのパパが娘に人形を買った店のあたり。下は、赤灯台。船じゃなきゃ行けません。)                                        
                                                              
中平康といえば、『狂った果実』でフランスのヌーベルバーグ映画にも刺激を与え、香港映画の発展にも関わったと言われる奇才。
この『月曜日のユカ』は、シーンの見せ方の緩急が、ちょっと付き過ぎるくらい付いていて、面食らうところがある。
10年くらい前に、加賀まりこ演じるユカのファンションと彼女のこの映画での魅力がちょっと話題になったが、確かにルックスは抜群だ。
「男を喜ばせることが生きがい」というユカの生き方は、自己完結してしまっていて、周りの事は考えていない。
それを、それとなく指摘する男もいるが、ちゃんと言ってあげないのが、この映画の世界なんだろう。
娼婦であった母親の考え方なんかが影響しているという描き方なんだけれど、そちら方面に更に踏み込むと、映画自体暗くなるし、テンポも落ちるからだろうけど、さらりと描かれている。
まあ自分で感じるのが観客の作法だろう。
そのフックとして、中尾彬演じるユカの恋人 修がいる。
何でも映画の中で説明・決着をつけるのは、親切というより、観客の観る力をそぐ行為かもしれない。黛敏郎の音楽も、おしゃれ。

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